長野県伊那市高遠町
木造2階建て
延床面積 238.13㎡(71.90坪)
家族構成 2人
2003年 第6回 長野県建築文化賞 リノベ-ション大賞作品
建築雑誌「現代日本の建築 Vol1」 2004発刊 掲載
設計のポイント
城下町高遠から車で約20分、茅野市に向かった宿場町の一角にある古民家、宿場町といっても、この民家は江戸時代の物ではない。明治時代に建てられて物で築120年ほどの農家建築である。当時、まだ旅人が宿替わりに宿泊したと聞いている。上座式の襖は「なんでも鑑定団」で見ていただいたところ20万円の価値があったそうだ。
伊那谷に見られる典型的な農家建築で、玄関を入ると通り土間が裏手に抜けている。左手(南側)には厩と納屋があり、右手に上がり端、居間、座敷(生活空間)がある。資金の都合で完全な民家再生工事ではない。立派な上座敷、下座敷は壁の補修程度でおえ、囲炉裏の間、奥座敷を再生した。とは言え、昔ながらに戻したのではなく、現代の生活スタイルに合わせ、温かく快適な住空間として再生した。
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2024年 9月からの家づくりのスケジュ-ルをUPしました。表では見積もり作成1ケ月、金額調整1ケ月と見ていますが、最近は工事金額の決定に時間がかかります。理由としては資材不足、資材高騰などが原因です。工事金額も上がっています。皆さんが考えている建設費の予算をはるかに上回る工事費が提示される傾向です。そんな時こそ計画と設計が重要になります。計画に時間を掛けましょう。特に本年度から大幅な建築基準法の改正が施行され、耐震、省エネなど申請手続きに時間がかかるようになりました。家づくりのスケジュ-ルを早めに進めることを配慮してください。
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