長野県上伊那郡飯島町
木造2階建て
延床面積 82.81 ㎡(25坪)
家族構成 2人
『飯島町の家』 建築雑誌「信州の建築家とつくる家」2010年発刊 掲載
設計のポイント
母屋の隣に若夫婦が建てる家。私ははじめ、立派な母屋が有るので同居することをすすめた。両親とは仲が悪い訳ではない。むしろお互いの関係が上手くいっている。この家は「自分達で建てたい。」という強い意志があった。お互いのプライバシ-を確保し、程よい距離感を作り出すこと。「ス-プの冷めない距離」がポイントになった。プランは母屋の勝手口から日当たりの良い土間空間を通って居間に直接入ることができる。土間は土足使用だけれど内縁的な使い方をする。時には日向ぼっこもでき、洗濯物干場にもなる。夜勤の勤めがあるご夫婦は昼間でもゆっくり休める空間が必要であった。寝室はベッド使用ではなく布団での生活が希望だ。小さな家だけど機能的で落ち着きのある、贅沢な印象の空間にしたい。との希望だった。
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2025年 1月からの家づくりのスケジュ-ルをUPしました。表では見積もり作成1ケ月、金額調整1ケ月と見ていますが、最近は工事金額の決定に時間がかかります。理由としては資材不足、資材高騰などが原因です。工事金額も上がっています。皆さんが考えている建設費の予算をはるかに上回る工事費が提示される傾向です。そんな時こそ計画と設計が重要になります。計画に時間を掛けましょう。特に本年度から大幅な建築基準法の改正が施行され、耐震、省エネなど申請手続きに時間がかかるようになりました。家づくりのスケジュ-ルを早めに進めることを配慮してください。
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