長野県伊那市手良
木造2階建て
延床面積 46.92㎡(14.16坪)
家族構成 2人
建築雑誌「信州の建築家とつくる家」2011年発刊 掲載
設計のポイント
伊那谷によくみられる土蔵、母屋の道向かいに取り残された、朽ち果てそうな土蔵。
このまま放っておいても崩れ果てるだけ、おじいさんが苦労して建てた土蔵、生前中に仕上げに漆喰で仕上げることもできなかった土蔵。何とか活用できないか。と依頼が来た。
限られた予算の中で再生しなければならない。外観はこのまま、漆喰塗りで真っ白な土蔵も良いけれど、下塗りのまま、ここに建っている風情を残すことも景観からも良いことだと思う。その代わり、室内をガラリと変えてドラマチックな空間にするこにした。1階はご主人のオ-ディオル-ム、2階は奥様の趣味のアトリエ。母屋は立派なお住まいがあるけれど、日常生活から、ほんの一時、脱出できる空間が欲しい。という要望。別荘は持てないけれど心休まる一時が持てれば最高。「一・時・庵」と名を付けた。
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2025年 1月からの家づくりのスケジュ-ルをUPしました。表では見積もり作成1ケ月、金額調整1ケ月と見ていますが、最近は工事金額の決定に時間がかかります。理由としては資材不足、資材高騰などが原因です。工事金額も上がっています。皆さんが考えている建設費の予算をはるかに上回る工事費が提示される傾向です。そんな時こそ計画と設計が重要になります。計画に時間を掛けましょう。特に本年度から大幅な建築基準法の改正が施行され、耐震、省エネなど申請手続きに時間がかかるようになりました。家づくりのスケジュ-ルを早めに進めることを配慮してください。
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