一時庵の古民家改修でお世話になったお施主さんから母屋の改修を依頼されました。以前、お世話になったお施主さんから依頼が来ることは非常にうれしいい。以前の設計が問題なく満足していただいているのだろう。と推測するからです。今回の依頼は、将来を考えてご夫婦の部屋を改修する計画です。古い家ではないのですが、居心地が悪いらしい。理由は断熱工事が不備なこと、新建材で内装を仕上げているので感じが悪い。とのこと、古民家が好まれるご夫婦なので、今回も古民家の質感で設計した。before:afterで載せていますのでご覧ください。
今回のご依頼は、お二人の老後を見据えた断熱改修と部屋の模様替え、模様替えと言ってもクロスの張り替えやカ-テンの掛け替えではありません。「仕上げ材を本物にしてほしい。」ということだったので、大掛かりの改修になりました。
設計のアイディアの提案は、庭作業のお好きなご夫婦に、玄関を通らずに自分の部屋から庭に出るための土間空間を設えました。南側に面している土間空間は冬期間に太陽の熱で蓄熱効果も期待でき気軽に出入りできます。また、年老いても土間の隣にはサニタリ-ル-ムが付いていて洗濯もできます。これからは生活をスロ-ライフにして時間を楽しむ生活を送るそうです。
羨ましいい!
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2024年 9月からの家づくりのスケジュ-ルをUPしました。表では見積もり作成1ケ月、金額調整1ケ月と見ていますが、最近は工事金額の決定に時間がかかります。理由としては資材不足、資材高騰などが原因です。工事金額も上がっています。皆さんが考えている建設費の予算をはるかに上回る工事費が提示される傾向です。そんな時こそ計画と設計が重要になります。計画に時間を掛けましょう。特に本年度から大幅な建築基準法の改正が施行され、耐震、省エネなど申請手続きに時間がかかるようになりました。家づくりのスケジュ-ルを早めに進めることを配慮してください。
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